SANSのプリンシパルインストラクターである Pieter Danhieux氏は、軍や政府機関に対してトレーニングをする傍ら、民間企業に対しては、組織やシステムを評価しセキュリティの弱点を担当者に明らかにするといったオフェンシブなトレーニングを提供している。彼は、ベルギーのハッキングカンファレンスBruCONの創立者メンバーでもある。

彼がサイバーセキュリティ分野に入ったのは2002年からで、ベルギー国内で最年少のCISSPを取得（当時）したほか、CISAやGIAC資格であるGCFAを取得していった。現在は、世界でも数少ないGIAC Security Expert（GSE）となっている。

彼は、Secure Code Warrior platformの創立者兼チーフアーキテクトであり、開発者とセキュリティテスターがセキュリティ上の課題を検出し、修正することでソフトウエア上の脆弱性を軽減してゆくことの重要性を学習することができる環境を提供している。
2015年1月までは、BAEシステムズのAPAC部門においてApplied Intelligence Business Unitのリーダを務めていたほか、アーンスト&ヤングの欧州部門において7年間もの間、情報セキュリティの専門家の1人として、金融業界や通信機関に対するインシデントハンドリングやペネトレーション業務にも携わっていた経歴を持つ。