講師のご紹介

ジェイソン・デリーは、幼い頃に電気と機械に強い才能を見出しました。「機械的なものを分解し、その内部構造を発見し、再構築することは、私にとってある種の強迫観念であり、それはハードウェアやソフトウェアシステムにも受け継がれています」と、彼は言います。「未知の世界に飛び込んだら、それまで持っていた知識を抽象的な思考で応用して、物事を解決しようとするんです」。

現在、ジェイソンは経験豊富な産業制御セキュリティ（ICS）の専門家として、その実践的な技術的専門知識とビジネス知識を、自身の会社Northern Strong Securityや、コンサルタント、著者、講師としてSANSで活かしています。ICSの指導において理論と実践を融合させるというSANSの目標は、ジェイソンに共鳴し、彼の仕事上の哲学に合っています。

ジェイソンのキャリアは、幅広い分野に及んでいます。1990年代に電子工学の学位を取得した後、アフターマーケットのガレージで、後期モデルのフォードマスタングやトラックの電子機器やプログラミングの改良に携わり、自動車技術への情熱を高めました。卒業後は、ドローンやヘリコプターのカメラシステムの組み立てに短期間従事した後、15年間の大半をロックウェル・オートメーションで過ごし、概念実証、システム設計、展開、評価、トラブルシューティング、対応活動など顧客のシステムに直接関わる仕事をした。2016年にCylanceに入社し、ICSサイバーセキュリティのコンサルティング業務を指揮し、2年連続で「ベストICSコンサルタント」賞を受賞しています。

ジェイソンは、2015年にICS515: Active Defense and Incident Responseコースを教えるインストラクターとしてSANSに入社しました。以来、「ICS612: ICS Cybersecurity In-Depth」コースの共著者としても活躍しています。